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藤井あかし

Author:藤井あかし
藤井あかしの個人BLOGです。
BLやいわゆる腐女子系の話題が多いのでご注意ください。

戦国無双の真田兄弟にやられているので、多分その話が多いです。
幸村×信之と
宗茂×信之の
小説を書いたり書かなかったり。

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栗の化け物

   
ちょっと間があいちゃいました。
でもエンパはモリモリやってました。今までは「やさしい」モードでやってたん
ですが、それでは天下統一まで早く辿り着き過ぎるので頑張って「普通」
でやってます!フンスフンス
ちょっとでも長く!宗兄を味わいたい…!!

普通でも結構いけるんですが、やはりたまにピンチになっちゃって(へタレ
ゲーマーだから…)味方武将を撤退させちゃったり。
いいよいいよ!最終的に勝てば!!
多くは望みません、宗兄さえ仲良しでいてくれたら!!



20151114ani.jpg
仲良し―

なんか居心地良すぎて、久し振りに無双4をいじってみたら兄上と宗茂、あんまり
会話してなくて、うん、これが現実だよね!て少し肩を落としながらエンパに戻って
来ました。いいねん、もう…ここを定住地にするわ、おいら…

で「普通」でやってて気づいたんですが、「やさしい」でやるより武将同士の仲良し
具合が進みやすい?と思いました。
いつもは宗兄を除けば、仲良し武将が(男女問わず)3,4個出来る位なのですが、
今回はやけにあちこちでフラグ立つし、それを成立させられました。
経験値?の差なのでしょうか。敵が強くなってるし、その分友好値も上がりやすい
のかな??
ただ、その反動かやけに挙動が重くなって、目の前にいる筈の仲間武将が見当たらず
マップには表示されてるのに、「いない」扱いになっててイベントがこなせず、友好値が
上げられない、なんてこともしばしば。
こないだは遂にフリーズしたし;;
出来るだけ負担にならないようにと使ってないセーブデータは消したり、DLCとかの
使用は避けてるんですが。
「やさしい」の時から少し、動作が不安定な事はあったんですが、「普通」だと更に
その回数が多い気が…いや、単にプレイ自体の回数が増えてデータ量も嵩張ってる
から、なのかも知れないですが。
ううむ。


まぁ、それはともかく。(プレイは一応できてるし)
なんか宗兄が仲良しなのが普通になって来てて(私の脳内でのみ)、自分が書く作品
でも二人の仲良し度が上がって来た気がします。
基本的にこの二人は互いの間に設けたある一線を越えない、のが私の中の正義
なのです。それを越えさせる気はありませんが、その線ギリギリまでの糖度を醸し
出してきそうでその辺の塩梅が、難しい感じです。
つるっと書いちゃいそうになるんですよね…うん、この辺は自分だけにしか解らん
事なんですが。

そこまで甘い感じではないですが、エンパ設定の仲良し宗兄の小説を続きから。
エロないです。でも仲良しです。

拍手ありがとうございました!!いつも心の励みになってます。ひたすら感謝。



「栗の化け物」


「お前の最も恐れる物を見せてやろう」
夜道でそう話し掛けて来る妖しい白頭巾の男を、宗茂は内心で嘲笑った。
幽世の者や魑魅魍魎の類だとて宗茂にとっては、恐怖の対象になり得ない。
それなら戦場で死に物狂いで向かってくる敵部将の方が幾らか、背に汗するものだ。
白頭巾の男が何やら口の中でもごもごと唱えた後、急に周囲から白い霧が湧き立つ。
数瞬、宗茂は視界を阻まれたが、やがてそれはすう、と辺りの空気に溶ける様に
消え失せた。霧が消えると、そこに先ほどまで立っていた男の姿はなく、代わりに
大きな黒い影が宗茂の前にそびえるように立っていた。
つやのある硬そうな殻、禍々しい棘をその身より何千本も突き出している、それは
紛れもなく―――
「う、うわあああああああああ!!!!!」


真田信之はその夜、遅くまで文机に向かって書状を検め、認めていた。
この春から主家の政務の一端を任されるようになって、信之は多忙を極めていた。
手が早く、即決の出来る相棒の立花宗茂と違って、信之はどの仕事も慎重につぶさに
調べ上げてから決定を下す。その分、どうしても時間がかかり、似たような仕事量でも
どうしても終わるのに時間差が生じてしまうのだ。
今日も宗茂の方が先に仕事を終え、半刻ほど前に自宅へと帰ってしまっていた。
ことに最近は仕事も増えて、信之は主家に泊まり込んでしまう事も度々ある。
(今日もこちらで寝床を用意してもらう事になるか…)
ため息交じりに信之が筆を机の上に置いた、その時だった。背後の襖がぱん、と高い音を
立てて開き、同時に慌ただしく人の入ってくる気配があった。
何だ、と思い振り返れば、後ろ手に襖を閉めて立ち尽くしている立花宗茂の姿があった。
「宗茂?どうしたんだ」
忘れものか?と問いかけても、宗茂は応えない。見ると、その顔はひどく青ざめ、頬が
緊張したかのように引き攣っている。
珍しい事もある物、と信之は首を傾げた。この立花宗茂は西国無双の異名を恣にする、
豪放磊落で肝の据わった男だ。戦場に置いても、どんな苦境にあっても弱音を吐く事は
無いし、捕えられた時ですら涼しい顔で縄はもっと優しく掛けてほしいな、等と要求する
ような性格なのだ。
その男が、酷く狼狽している様子でいるのを見て、信之も俄かに気が引き締まった。
「…如何した」
声を潜めて話し掛ければ、宗茂はようやく顔を上げて信之を見た。その目元が僅かに
緩んだ、と思ったと同時、大股で歩み寄り、信之の膝の上に自分の身を投げ出して
きた。
「宗茂?!」
信之も思わず狼狽えた声を上げてしまったが、宗茂は何も言わずただ、信之の着物を
掴み猫の様に背を丸めて縋りついてくる。
(何事か…?)
常の宗茂からは考えられない様な幼い仕草に、信之は混乱しながらもその理由を考える。
酒でも飲んだのか?しかし胸元近くにある宗茂の頭からは酒の匂いは露程も感じられず、
大体うわばみ並に酒に強いこの男が半刻ほど飲んだ所で酔うとは、到底考えられぬ。
それに鍛え上げられた背中が、僅かに震えを帯びているのを見れば尋常ならざる事態が
この男に起こったのだとしか、考えられなかった。
「大丈夫か、何があった」
とにかく落ち着かせよう、と信之はその丸まった背を掌で何度か撫ぜた。まるで幼子を
宥める母の様だな、と考えながら、とにかく安心させる為に信之は幾度もその背を擦る。
そうする内、背の震えは収まり、強張っていた体から力が抜けていくのが信之の掌越しに
伝わってきた。
「…が」腹の辺りから小さく呻くような声が、聞こえてくる。
「うん?何だ」
「…の化け物だ、大きな…りの化け物が」
「化け物?」
訝しげな声を出す信之に焦れたのか、宗茂はようやく顔を上げ、その手を信之の肩に
伸ばして痛い程に掴んできた。
「いが栗の化け物だ!!俺の身の丈を超す位の大きないが栗が!!!」
「い、いが栗??」
眼前に迫りくる宗茂の顔は蒼白で、眉間には幾本も皺が寄り、その目は僅かに潤んで
すらいた。
(どうやら嘘を言ってるのではないらしい…な)
宗茂は冗談を言うのが好きで、しょっちゅう信之をからかってくるのだが、こんな風に
大袈裟に振る舞って嘘を言うような性質ではない。
本気なのだ、おそらく。
「栗の化け物、がいたのか?どこにだ」
「俺の屋敷への帰り道にだ、変な男が現われて俺の一番恐れる物を、と言って来て…」
「それで、栗の化け物、が?」
「そうだ!!」
話した事でその事を思い出したのか、宗茂はまた顔を伏せて信之の膝に縋りついた。
(くり…)
栗とはあの、山で採れる木の実の事だろうかと信之は、首を傾げた。確かに六尺を
超えるいが栗の化け物はなかなかに恐ろしいとは思うが、常のこの男の言動を考え
れば少し、意外な気もした。
宗茂ならその腰に差した刀で、一刀両断に斬り捨てそうなものだが。
そう言えば、と信之は思い出す。
戦の前には縁起を担いで「打ち鮑」「昆布」と共に、「勝ち栗」を食すのだが、この男は
他の物には口を付けるのに栗だけは食べなかった。人が見ていない隙にそっと袂に
入れているのを、一度見た事がある。
「…栗、嫌いなのか」
「あれは食べ物じゃない、仕置きの道具だ」
珍しく弱弱しい声で答える宗茂に、信之は声には出さずに微笑み、
「そうか、じゃあ、もしその栗の化け物が来たら私が討ってやるから、落ち着け」
そう言って再び背を撫ぜた。
暫くそうしていると漸く人心地が着いたのか、宗茂はぎこちなく身を起こすとすまん、と
謝ってきた。ばつの悪そうな顔はまるで童の様で、戦場や政務に着いている時とは
全く違うこの男の一面を見る思いだった。
「…この事は他には言わないでくれ」
「言わないよ」
当家随一の猛者が栗に怯えていた、なんて話が広まれば、戦の士気にも関わろう
からな、と信之は思いながら微笑んだ。
「さて、私はもうこちらで休ませてもらおうかと思ってるんだが、お前はどうする」
「…俺もここで寝る事にしよう、もう夜更けてきたしな」
幾らか調子が上がってきたのか、宗茂もぎこちなく笑って答えた。


――その夜、二人は同じ部屋に布団を並べて眠った。
翌朝、起こしに来た近習の者が、別々の布団で寝ていた筈の二人が何故か同衾
していた事に首を傾げたが、布団に潜り込まれた方の信之が
「きっと、寝ぼけて私の布団に入られたのであろう」と説明したので、それ以上、
その事について追及される事は無かった。



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