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プロフィール

藤井あかし

Author:藤井あかし
藤井あかしの個人BLOGです。
BLやいわゆる腐女子系の話題が多いのでご注意ください。

戦国無双の真田兄弟にやられているので、多分その話が多いです。
幸村×信之と
宗茂×信之の
小説を書いたり書かなかったり。

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3月になりました

   
早くも3月です。
最近暖かくなってきたのでつい上着要らなーい、とタンスにしまい込みそうになって
しまうんですが、また明日から寒くなるみたいでまだまだ油断は出来なさそうです。

長いこと掛かりましたが、今月末か来月には今まで書いた幸兄小説の纏め本が
出ます。
表紙でかなり悩んでいたのですが、お優しいフォロワーさんが素敵な表紙を描いて
下さったので、ようやく!!形になりそうです!!
私は直接出られませんが、在庫も預かってもらえるかも知れないので、もし目に
する事がございましたら、あの、よろしくお願い致します…><
発行日等が確定したら、またここでもアナウンスさせて戴きます。


さて、私は最近、フォロワさんに勧められてとある漫画を読みました。
大変面白かったのですが、中でも特にあるキャラの台詞にもんどり打つ程の萌えを
感じたので、「こ、これを兄上に言わせたい…!!言ってほしい…」と辛抱堪らなく
なり、つい、短編を書き上げてしまいました。
元の作品の台詞とは趣旨もシチュエーションも違うので、ここで紹介はしませんが
(そう言うのが嫌な人もいるかもしれないので…><)もし、もし、出典が解った人は
静かに笑って見流してやって下さいませ…
続きから載ってます。あ、宗兄でエロはないです。


拍手ありがとうございました!
いつも凄く励みになってます。嬉しいです。






 賭け碁をしよう、と持ち掛けたのは宗茂だった。
 空には朧月、庭には香しい沈丁花の花。盃を傾けつつ春の宵を楽しんでいた宗茂と信之は、ほろ酔い気分も手伝って普段はやらぬ遊びをしようと思い立った。
 家の者に碁盤と碁石を用意させ、宗茂は黒の、信之は白の碁石で、ゆるゆると盤上で小さな戦を打ち始める。燭台の灯りしかないが、縁側にいれば月も明るく、盤を見るに不自由はなかった。
 宗茂も碁は得手だが、信之もなかなかの腕だ。慎重かと思いきや、不意に思いも寄らぬ所から攻めてくる。その打ちまわしは巧みで、勝負は五分五分と言った所だった。
(まこと、食えぬ)
 宗茂は心中で、苦笑した。こういう所が真田の厄介な所であり、信之の可愛い所でもあるのだが。
 最初の一戦は宗茂の勝ちに終わった。そうして次は石を変えて、今度は信之が黒い碁石を盤上に落とす。
「それはそうと、」次の攻め手を考えつつ、宗茂はふと、思い出して言った。
「肝心の賭ける物を、決めていなかったな」
「ああ、そう言えばそうだな」信之も盃に口を付けつつ、のんびり答える。
「小金でも賭けるか?」
「それも悪くはないが、もっと面白い物が良いな」
「面白い物?」さて、と信之が首を傾げる。とろりとした目で宙を見、やがて諦めた様に
「柳川藩主様のお気に召すような物が、我が家にあるとは思えないな」と、ため息をついた。
「うむ、俺も松代藩主様のお気に入りの品を献上できる自信がないな。何しろ、藩主様が無欲でいらっしゃるから」
 宗茂がわざとらしく肩を竦めて言えば、信之が小さく声を立てて笑う。
「これでは賭ける意味がないな」
「まぁ、そう言うのも悪くないんじゃないか」
 碁石をぱちり、と盤に置き、宗茂も笑った。
「碁でも何でも。こうしてお前とゆるりと時を過ごすのが、俺はたまらなく楽しい」
 それを聞いた信之は少しばかり目を丸くして、それから軽く咳ばらいをした。月明かりに浮かび上がるその頬は、僅かに朱に染まっている。
 また、そのような事を…と小さく呟く声も、耳に楽しい。
「さ、お前の番だぞ?」そう言って宗茂が悪戯っぽく笑い掛けてやると、信之はちら、と盤上を見た後、碁笥(ごけ)から碁石を一つ摘まみ上げた。白い手でそれを弄びつつ、暫し盤の上をじっと見つめる。
 やがて、黒石の二手目を静かに盤上に乗せると、信之は言った。
「では、こういうのはどうだ?」
 その言葉に宗茂が顔を上げると、信之は袂で口元を隠しつつ目元だけで微笑みかけてきた。
「私が負けたら、私をいか様にしてもよい、と言うのは?」
 淡い色の瞳に、艶が載っている。その僅かな色の変化だけで、二人の間に吹く風が変わったのを、宗茂は感じた。
(まこと、この男は面白い)
 ほんの少し前は、宗茂の睦言に恥じらっていたと言うのに。次の瞬間には、遊女もかくや、のこの色香だ。
「そうか、では」
 宗茂も艶然と笑み返す。
「俺が負けたら、お前が音を上げるまでお前を楽しませてやろう」
「おや、そんな事が出来るのですか」
「言ったな。気を失うまで、悦ばせてやろう」

負けるべきか勝つべきか。
どちらに転んでも春の夜は長く、暖かい。


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